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◆コンスタンティン(122分) おススメ度 「喫煙はあなたにとって肺がんの原因の一つとなりましゅ!」 舞台設定や小道具は楽しめるのだが。 天使と悪魔、その両勢力には人の姿を借りて人間と同じように生活しているハーフ・ブリードという存在がおり、自分の陣営に魂を持ち帰ろうと暗躍している。幼少時からこの世のものならぬ存在を見分けることができる主人公の私立探偵ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は、自殺を図った際に地獄に落ちたことがあり、天国への切符を手に入れるため悪魔を地獄に送り返し続けている。
アメコミが原作という本作品は好奇心をそそる舞台とキャラ設定に、様々なオカルトテイストの小道具を織り交ぜ、うまくすればとても面白い映画になりそうなネタの宝庫となっています。ルシファー、ガブリエルといった有名人も出てきますし、聖水、ネコ(霊感が強い存在)、地獄へ移動する媒介としての水、十字架、魔よけ、ドラゴンの炎、地獄の聖書、120人を殺した処刑椅子…などのマニアックな趣向が散りばめられています。脳内のどこかでこういった嗜好に響きあう人には、まあまあの映画になるかもしれません。オカルトの予備知識が刺激され自分のイマジネーションで楽しめる人というか…逆に、純粋に122分の映画の中で楽しみを見出そうという人には、難しいものがあるでしょう。映画としての出来栄えは展開力が乏しく、これなら漫画や活字で見るほうが良いのでは、と思わせるものでした。
言うなれば面白さはあるが感動がない。映画ならではのカタルシスが味わえないまま終了。とはいえオリジナリティのある映像美は活字やコミックの及ばないところ。続編が作られるということですが、この物足りなさを埋めるためにも見てみたいという気持ちになります。星は2つですが、最後にガムを噛んでいたキアヌ同様、これからの可能性を秘めた作品であると思いました。