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◆エリザベスタウン(124分) おススメ度 「あ〜、長かった。」 共感度ゼロ。アメリカ人の感性を疑うシンドイ映画 その身を捧げたシューメイカーの仕事で小規模国家予算クラスの損失を出して大失敗し、恋と仕事と名声を一度になくしたところに大好きだった父親の訃報が届く…全てをなくした主人公ドリュー(オーランド・ブルーム)の再生の物語。
これ、感性が違うのでしょうか?向こうの人はこれに感動できるのでしょうか?中途半端にコミカルに描かれた母親と妹は自殺まで考えた(けど何か平和な表情の)主人公と齟齬があるし、仕事そっちのけで人の迷惑お構いなしに話しかけてくる客室乗務員クレア(キルスティン・ダンスト)にはイラッとさせられるし、田舎の親戚も形骸化された集団といった感じで誰一人共感できる存在とならない。あれが南部へのノスタルジーなのでしょうか??米白人の心の故郷??うーん、伝わってきません。間違いなく、あれにイラついても癒されることはありません。
時には印象的な場面もありました。ドリューとクレアが夜通し電話で語り合う場面は唯一、共感を覚えたシーンです。クレアの「赤い帽子」もまあまあうまく使われていたかと思います。また、キルスティン・ダンストの好演がこれらシーンを助けてくれました。好みの顔立ちではないのですがこの作品中ではありったけの魅力が出ていました。最初の登場シーンは異常でしたが、その後は登場するたびに心を慰めてくれる心強い存在に。一方のオーランド様は…なんかキチガイじみてました(あ、これいまはNGワードですね。でもほんとにそう)。リアリティのない変な青年。このズレたキャラに感情移入できる男性っているのか?こんなマヌケじゃ成功する訳がないよなと思わせられましたが…。
しかし、浮かれ気分でいちゃついて骨壷持ってパーティー会場に行くシーンでは私は骨壷のことばかり気になっていましたよ。案の定、骨壷を置き忘れる訳ですが…。「不謹慎」という日本人らしい感情を持っていてはちょっと見られない映画です。不謹慎でなくても、「ハァ?」と首をひねる場面が多数ありすぎるので、最後にドリューが亡き父親に思いのたけを吐き出すシーンは感動的なのですが、もはやドリューへの評価は地に落ちています。
それから、全体に間延びしすぎ。田舎の老若男女が道を指し示すシーンもしつこいし、3人からの電話を保留しながら喋るシーンも意味がないし、葬式と真逆の結婚式(生命の象徴)を描きたかったのも分かりますがあのお気楽集団が中途半端で邪魔ー!いい加減にやめてくれ、と叫びたくなるシーン多数。
これはとにかく要・編集の映画。感動させようと意図して作ったあらゆるシーンをもっとうまく生かさねば。
しかし、あの大失敗のシューズは確かに、ダサかったな〜!(笑)