◆ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(141分)
おススメ度
「やっぱりファンタジーが好きです!」
評判よりは面白いぞ?
 雪に覆われたお伽の国、ナルニアへ旅立つまでの描写がとてもきれいで素敵です。不思議な雰囲気を放つ立派な1つの洋ダンスを巡る導入部は、誰もが子どもの頃空想したと思う「どこかの世界へつながっている特別な場所」をありありと思い起こさせます。そして現実世界を抜けた瞬間、真っ白な雪がハラリと降りかかるシーンは、グイッとあちらの世界に引き込む質感に溢れていました。
 気になった点は主演の子ども達、特に長兄・長女の顔が地味〜であること。そして造形が美しく面白いクリーチャーたちの個性があまり伝わってこなかったこと。しかし前者については次第に感情移入していくうちに不思議と勇ましい顔&上品な顔に見えてくるから不思議。末っ子の少女の可愛らしさには思わず笑みがこぼれました。後者についてはクライマックスの合戦シーンがあっけないというか…もう少し、主演以外のサブキャラの活躍とか台詞とかを見てみたかった気がします。そうそう、それからサンタクロースに全く思い入れのない私にとっては、彼の登場シーンは非常に意味不明でした。
 ところで結末の手前辺り、4人は鹿を狩っていた訳では…ないですよね?
 決してやってはいけないのが、ロードオブザリングとの比較でしょう。あの作品とは本質的に違います。ロードオブザリングはあまり子どもには見せたくない(きちんと理解できないだろうし、戦いがあまりにも残酷)大人のファンタジーですが、こちらは
極めて子供向けの、安心して楽しめる良作。勇気とキレイな心を持ってさえいれば、どんな難関もへっちゃら!ご都合主義でも気にしな〜い、というヤツで、スッキリ爽やかな後味と、夢の世界へ連れて行ってもらえた感謝の気持ちが溢れます。「私も大きなタンスを探してみようか…」と考えること間違いなし。