◆ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(137分)
おススメ度
「パグには物足りないんだけど」
一般的に評価が高いのはなんとなく分かる
 50年代の人気歌手、ジョニー・キャッシュ(私は知らん)の半生を描いた本作。彼を支えたカントリー歌手を演じたリース・ウィザースプーンがアカデミー主演女優賞を獲りました。
 またしても気合いが入らず最初の20分ほど見逃しましたが(汗)、個人的には別に冒頭を確認したい気持ちにもなりません。冒頭では幼い頃の父親との確執が描かれていたようです。その後、努力して世間に認められる歌手となるが家庭不和に陥り、共演した魅力的な歌手と恋に落ち、若気の至りでジャンキーになり…何か
スターにお決まりの波乱の人生を送る訳ですが…まあ実話ですからお決まりで当たり前なんですがね。
 世間の評価はどこにあるのか? 歌唱シーンが良い、芯のある女性を演じたジューン役が良い、当時の雰囲気がよく出ている、などなるほど一つ一つは「それもそうか」とは思いますが、正直、全体として中途半端な印象。ラブストーリーにするならするでもっと緻密に、はたまた一人の男が生まれ変わる姿を描くならもっとドラマチックに…とないものねだりしたくなるが、これも実話だから仕方ない…のか? 監獄でのロックシーンは、ちょっと爽快でした。
 本作の中で一番感動したのが、あとがきの「ジューンの死の4か月後、ジョニーもこの世を去った」という、2人が最期まで手を取り合って過ごせた事実そのものだったりします。本当に運命の相手だったんですね。でも、できれば映像と共に感動したかったものです。
 興味深い人生を送った男の姿を、
極めて真っ当に描いた映画だった…と書いてしめさせていただきます。