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◆妖怪大戦争(125分) おススメ度 「すねこすりがカワイく見えたら終わりなの」 日本昔話の総集編+大人になっちゃった皆さんの胸懐 敬愛する京極夏彦氏ら「怪」チームがプロデュースしたということもあり、幾分ひいき目に見てしまった感はありますが、うん、面白かったです。力が抜けていたからなのか、力がないからなのか分からない微妙な“笑い”も、なるほどこの映画はそのラインの笑いだなと判断してサッサと身をゆだねてしまえば大丈夫。クスリと笑えます。
さて驚いたのが劇中、重要な役割を担うことになる「すねこすり」です。UFOキャッチャーのぬいぐるみにも劣らんというヒドイ出来なんですが、神木隆之介くんのすねをスリスリしたり、頭にちょこんと乗っかったりする姿を見ているうちに、大変愛くるしくなってくるから腹が立ちます。
そして数え切れない妖怪、妖怪、妖怪の群れ!本当に妖怪好きな連中が作ったんだなあと感心。着ぐるみ程度で有機的に妖怪を表現したところがまた、親しみやすくてよろしい。小さい頃から知ってるのっぺらぼう、ぬりかべ、ろくろくび、雪女、小豆洗いらの大御所から、京極氏の本で知ったうぶめ、一本だたら、おとろし、などなど…「あ、この妖怪、知ってる!」と思うたびに嬉しくなるんですよね。竹中直人の“あぶら”は良かった。
役者に関しては、豊川悦司は最初出てきた瞬間から笑ってしまったのですが、最後まで笑いを誘う絶妙の表情を演じてみせてくれました。それと栗山千明はとても存在感がありましたねー。しかし川姫の太ももにはそれ以上の存在感が…? お笑い芸人の皆さんも多数登場し、楽しく演じている空気が伝わってくるようでした。
ひとつ気になったのは主人公タダシが「ムリ!」と連呼していたこと。この台詞にはウンザリです。例え比類なきキュートさを持つ神木君が言おうとも、可愛いとは思えないイヤな言葉です。いえ、私も、使いますけどね…。
なんにせよ、境港まで妖怪を見に行ったことのある私には楽しまざるを得ない映画でした。あ〜ずきずきずき〜♪