◆M:i-3/ミッション:インポッシブル3 (126分)
おススメ度
「カッコつけすぎなのねー」
鍛えられたトムの肉体が主役の娯楽アクション
 凄腕スパイのご存知イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、シリーズ3に至って、現役を退いた教官として姿を現します。しかもいつ知り合ったのか、結婚を目前にした婚約者(しかも看護婦という超一般人)がいるという設定です。そして当然ながら、引退に向かう気持ちと裏腹に深く事件に首をつっこむことになり、婚約者も巻き込んでしまってサア大変というストーリーでございます。
 「誰が裏切り者なのか?」とか「本当に死んだのか?」などというちょっとした驚きの種は仕込まれているものの、まず試行錯誤する必要のない、分かりやすいアクション大作でした。スパイっぽいのはヴァチカンに侵入する時ぐらいで(相手の顔写真から瞬時に変装マスクを作り出すシーンは楽しい)、後は
トムが走る、跳ぶ、撃つ! 橋の上での、鍛えられ肉体を存分に使いながらの銃撃戦は、特にスリリングでした。まさにトム様様の出来栄え。どこからどこまでもかっこいいトムがてんこもりです。しかしさすがに、死の淵からよみがえったトムが目覚めた直後にとったアノ行動を見たときは、「ええーーー???」と疑問符を伴いながら吹き出してしまいました。
 本作はシリーズの癖に1、2、3、とそれぞれ趣がかなり異なるので、人々の感想も様々になりそうです。例えば、騙しあいの伏線も複雑に、「スパイ大作戦」ということがかなり意識されていた1が好きな人は、娯楽アクション化の傾向が強くなってきた2や3は嫌い、というように。ちなみに私は、あらゆるカットが炎のようにド派手で、情熱的なラブロマンスも楽しめた2がお気に入りです。
 今回の3に関しては、観ている間は十分に楽しめたのですが、
記憶に残るものではないなあという感じ。その後に続けて観た「X−MEN:ファイナル・ディシジョン」が私のツボにはまりすぎたので、今の今までM:i-3を観たという事実さえ忘れていました。