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◆日本沈没(135分) おススメ度 「和製アルマゲドン?」 2時間ドラマとして楽しむには良いか。 まあ絶対に駄作だろうと決めてかかって見ましたが、予想に違わずといったところ。東京消防庁のレスキュー隊員という設定のヒロイン、柴崎コウの冒頭の登場シーンで既にガックリです。あの細すぎる体で、大爆発の瞬間に降下してきて大の男と少女を助けるなんてことができるでしょうか? あまりにも絵ヅラに違和感を感じます。連載中のマンガの出来がかなり良くリアリティがあるので、余計にしんどい感じです。でもまあ…おかげで最初の段階で気持ちを「映画」から「2時間ドラマ」へと切り替えることができました。
この映画は、主役がアカレンジャーではなくて貧相な草薙くんになったというだけの、ヒーロー戦隊もの特番とでも思って観る分には楽しめるかもしれません。ピンクレンジャー役の大地真央は凛として美しかったですし。というか、あの未曾有の危機下で最後まで隙のない女優メイク…一人、左団扇だったとしか思えませんが。天才教授役の豊川悦二は、ちょっとこの役を舐めてるのかな?と勘ぐるくらい嘘くさい演技をしてくれて笑えます。草薙ヒーローの白シャツは、どれだけ火山灰が降りかかっても白いままです。また、レスキュー隊のオレンジのつなぎを着て、髪を振り乱してバイクにまたがる柴崎コウは、栄養の偏った暴走族のネェチャンにしか見えません。そして日本中の大地が火を噴き裂け崩れて人々が逃げ惑う中、簡単にお互いの位置を把握して会いたいときに会える主演の人々…一体、どんな交通手段を用いたのですかっ!?
しかし私はお涙頂戴に簡単にひっかかるので、あの超・アメリカ的映画「アルマゲドン」で泣いたのと同様にホロリときました。出来栄えが2時間ドラマ程度だと知った上で見れば、それなりの感動ができることでしょう。しかし1800円払って映画館で見たという場合には、それなりの憤りを感じたかもしれません。
上気のように突っ込みどころは満載の上、予定調和にすぎます。ひとつ批判を入れれば後はとめどなくなりますので、そのような見方は止めましょう。この作品の鑑賞には、あまりにも真っ当すぎるヒーロー達の活躍を暖かく、むしろ応援しながら見守ってあげる優しさが必要とされているのです。