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◆テニスの王子様(112分) おススメ度 「悪くないオモシロさだと思うの。」 原作の予備知識がある人&キャラ好きな人向け この映画の良さは、下手に真面目な作品にしなかったことだと思います。原作の、あの荒唐無稽なテニスを真面目に描こうとしても、どだい無理ですから…。昔のスポコンアニメによくあったようなあり得ない大技を、CGを駆使することにより実写でもアニメなみのオモシロさに昇華できていたと思います。逆にいえば、生真面目に作った割にはどう見てもバカバカしいという作品にありがちな、「うわ、しんどい…」「つらい…」と見ているこっちが恥ずかしくなる、という最もイヤなパターンではなかったのです。
舞台となる青春学園の生徒たちは、これは美少年コンテストか?と思うくらいイケメン揃いで、極めてアホらしい技を繰り広げながらも、全員が爽やか好青年に描かれています。また主人公リョーマを演じた本郷奏多くんも、原作とは少し違う、無表情をきどった青い少年の魅力をよく出していました。さすが男子だけあって、テニスのフォームはみんなまぁまぁマトモなので、テニスをやっている人にも許せる範囲かな(女子アイドルがテニスをやるとへなちょこすぎて哀しくなるので)? と言いつつ、最後の仇役の筋肉マンはひどかったなあ…リョーマ以外は中学生どころか高校生にも見えないんですが、この筋肉マンが怪しいフットワークで出てきたときには、思わず「オッサンやん!」と叫んでしまいました。
なお私は連載開始からしばらく少年ジャンプで原作を読んでいまして、正直、原作は途中で飽きてしまったんですが、記憶にあるキャラや技が出てくるとなんとなく楽しい気持ちになれました。よくキャラが立っているので、原作ファンの方、アニメ一般が好きな方には割と満足な出来なのではないでしょうか。
あとは、もう少し上手に「まだまだだね」のキーワードを使ってほしかったですね。「破滅への舞踏(ロンド)!」の方が印象的でした(笑)。