空想の世界へ「旅」するファンタジー
…大人になっても面白い、夢と冒険の物語。ナルニアとゲド戦記もいずれ読みたいのだが


はてしない物語/ミヒャエル・エンデ
夢が現実に溢れ出て本当になりそう。あなたが「主人公になれる」魅惑のファンタジーです。
絶対に、ハードカバーで読まなきゃダメッ。ビロードのような光沢のある滑らかな手触り、
蛇の紋章が刻まれた本に出てくるとおりの表紙…本物の厚みを感じながら読むべき名作。

モモ/ミヒャエル・エンデ
時間どろぼうに盗まれた時間を取り戻す、不思議な少女モモと素敵な仲間のスリリングな冒険。
物語としても面白いし、灰色になっていく大人社会の描写には何度もハッとさせられます。
エンデという人は私生活でも平和へのメッセージを送り続けた、素晴らしい人物だったんですよ。
不思議の国のアリス/ルイス・キャロル
夢がいっぱいでちょっぴり怖くもある、不思議な不思議な永遠の名作。
不条理で前衛的な名場面が次々展開する様子は、派手な色のついた奇妙な夢を見ているみたい。
もし娘が生まれたら、ロバート・サブダ氏の「すごく」飛び出す絵本をぜひ買ってあげよう…。
指輪物語/J.R.R.トールキン
第1巻の苦しい読みごたえは、この極上のファンタジー世界に参加するための関所です。
すべて読み終えた人だけに語ることを許される、素朴なのに雄大な、見たことのないもう1つの世界。
日本語訳も素晴らしく味がある。映画公開当時、字幕のひどさが論争になったのもよく分かります。
ピーター・パンとウェンディ/J.M.バリー
冒険譚どうこうより、大人になることのほろ苦い切なさの方が記憶に残っています。
もともと大人向けに作られた物語だけあって、子どもには分からないだろう深みのある人間描写。
ちゅうか、やってることが子どもの冒険じゃない!殺人は犯罪です。

陰陽師/夢枕獏
このリストに入れていいのかな?安倍晴明本の傑作!伝奇ロマン。
平安の世に巣くう、美しくおどろおどろしい物の怪のいる情景が感性に響いてくる見事な描写です。
現在、シリーズが全7冊出ているはずです(多分)。晴明と博雅の名コンビはずっと健在です!
ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち/リチャード・アダムス
子どもたちに読んでもらいたい本の1つ。でも大人が読んでも面白い隠れた名作です。
可愛くも逞しいうさぎたちが、みんなの知恵と勇気を合わせ、新天地を目指して大冒険!
壮大なファンタジーではないが、「まっすぐに生きていく」ことをシンプルに謳いあげ、心に残ります。