読んで「ヨカッタ」海外文学
…基本的に有名どころしか読んでません(汗)


罪と罰/ドストエフスキー
読後何年も経った今でも、最高の本は?と聞かれれば「罪と罰」と答えます。
読まずに死ねるか!?というヤツです。
何度も読み返したくなる危険を伴います。
カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー
神がかり的な迫力の筆致で読者を深淵まで追い詰めます。
文字にここまで人を呑み込む力があるとは…信じられません。

作者の格の違いを見せつけられる、世紀の大傑作。

チボー家の人々/ロジェ・マルタン・デュ・ガール
真実と情熱に命を捧げるジャックと、世俗的なリアリストの兄アントワーヌ。
両者の対立と、兄弟の心が交差する瞬間まで…
緻密な心理描写に現実を忘れてのめりこめます。
大地/パール・バック
中国を舞台にした大河小説の傑作。
3世代の歴史と生き様を通じて人生の無常を描き、
だからこそ生きることの輝きと大切さが身に迫って伝わってきます。
レ・ミゼラブル/ヴィクトル・ユゴー
素直な魂が揺すぶられる永遠の名作。
時代背景に関する冗長な考察部分を読むのは少々苦しいが
「ああ無情」ではなく全訳を読むべき。涙が溢れて止まりません。
月と六ペンス/サマセット・モーム
どういう訳か本当に好きです、この小説…。
どこまでも俗っぽかった主人公が至高の場所に向かっていく姿に、
人間ってこういうことがきっとあるんだ…とどこか感謝のような気持ちが溢れてきました。
アンナ・カレーニナ/トルストイ
歴史的文豪の作品ながら、誰にも共感できるエンターテイメント性の高い作品です。
悲恋を通して人間の生き様を描いています。
「戦争と平和」を途中で投げ出した人(私です)にも大丈夫!読みやすい作品。

居酒屋/エミール・ゾラ
弱者に一切の救いが訪れない悲惨でリアルなストーリー。
フランス自然主義文学の代表的作品。
19世紀パリ労働者階級の様子が目の前に浮かぶように生き生きと描かれています。
ナナ/エミール・ゾラ
「居酒屋」の続編。「居酒屋」同様、この生生しさはどうでしょう?
魂などない、人間は肉体だけの存在なのかと心底まで冷えるおぞましさがあります。
ぜひ合わせて読んでおくべき作品です。
赤と黒/スタンダール
ジュリアン・ソレルの極端に激的な感性に、ひとまずびっくり。
でも、少年から青年にかけての魂の一側面を突いているという気がします。
そこが本作の一番の魅力です。
ロリータ/ウラジーミル・ナボコフ
少女愛という内容はさることながら、華麗で時に難解な文体に驚かされます。
内容と言葉遊びの両面から、濃やかな感情と知的な楽しみを刺激される作品です。

この世界に次第に巻き込まれるまでは、ちょっと読みづらいかも。
変身/フランツ・カフカ
ある朝目覚めたら不気味な虫に変身していた…
興味本位だけでも十分面白く読める短編。
様々な解釈を凝らして自分の世界に取り込んでみるのもいいでしょう。
ジャン・クリストフ/ロマン・ロラン
理想に燃えたぎる熱い魂の叫び。
満身の力を込めてライトダウンしたような、情熱的な作品です。
1人の芸術家の伝記として読んでも楽しめます。

詳細感想
若きウェルテルの悩み/ゲーテ
この時代だからこそ書けたのでしょう…、
恋に陶酔し、恋に破滅する偏執的なまでに情熱的な青年の
心に直接響いてくる魂の叫び。
異邦人/カミュ
他人の気持ちは永遠に、全く同じには理解できない。
脳のどこかの部分が決定的に欠落したかのような青年ムルソーの心理と行動に、
あなたは何を感じますか…? 初心者でも読みやすい短編です。
狭き門/アンドレ・ジイド
「心を尽くして狭き門より入れ」
この美しいキーワードだけでも読む価値があるのでは。
結末どうこうよりも情感を刺激する、美しくはかない音楽のようなお話でした。
女の一生/モーパッサン
辛いばかりの女の一生…
中学生の私でさえ、人として無知な主人公に同情しながらも卑下していました。
それでも心に残っているのが名作たる所以でしょう。
ボヴァリー夫人/フローベル
くだらない女だな〜と思いながらも
文豪の見事な文章力に導かれて面白く読破。
19世紀フランスの上流社会を垣間見れるという点でも読みごたえがあります。
車輪の下/ヘルマン・ヘッセ
読みやすく誰にも理解しやすい、永遠の人生の指南書でしょう。
多感な少年・少女期の心と無理解な大人たち。
現代にも十分通じるところのある小説です。